このHPは、「平成30年度厚生労働科学研究費補助金
(健やか次世代育成総合研究事業)妊娠初期の感染性疾患スクリーニングが母子の長期健康保持増進に及ぼす影響に関する研究」の一環として運営されています。
新着情報
新型コロナウイルス感染と妊娠情報
- 2020.8.26 あなたの勇気がたくさんのママと赤ちゃんを感染から守る重要な情報となります
- ~新型コロナウイル感染に関するアンケートにご参加ください~ Pregnant Women Health Initiative for COVID-19
- 2020.8.4 SARS-CoV-2が胎盤を介して母から児に感染した症例報告
- Vivanti J, et al, Transplacental transmission of SARS-CoV-2 infection Alexandre J. Nature Communications 11, 2020, Article number: 3572.
- 2020.5.1 厚生労働省の「ビデオメッセージ集 ~妊婦のみなさま、小さなお子さまがいらっしゃるみなさまへ~」が公開されました。
ご挨拶
このウェブサイトは、2018年度~2020年度の厚生労働科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(健やか次世代育成総合研究事業)の中で行われている「妊娠初期の感染性疾患スクリーニングが母子の長期健康保持増進に及ぼす影響に関する研究(研究代表者 横浜市立大学産婦人科宮城悦子)」の一部です。
“Pregnant Women Health Initiative (PWHI)~妊婦さんと未来の妊婦さんとそのご家族のために~”というこの研究事業のコンセプトは、妊娠・出産というご本人にとってもご家族にとっても大きなイベントのなかで、妊婦健康診査(通称:妊婦健診)を通じて、ご自身が母子の健康についての情報を得て、主体的に健康を維持していただきたいという願いを込めたものです。
現在、日本の社会では少子化と妊婦の高年齢化が進み、母子の健康保持・増進を目的とした妊婦健診の公的な支援項目が増えてはいますが、その効果についてはあまり評価されていません。また、妊婦健診の実施主体は地方自治体ですが、どのようなことに自治体の保健師さんなどが介入した方がよいかも不明です。
私たちの研究グループは、すでに妊婦健診で行われる6つの感染性疾患(B型肝炎、C型肝炎、風疹、梅毒、HTLV-1、子宮頸がん)に着目して、多くの妊婦さんにアンケート調査を開始しました。近い将来に、これらの疾患についての妊婦健診の役割について、詳細な結果が明らかになります。今後、この研究結果や、関連する病気、その他の妊婦健診に関連する情報をこのウェブサイトを通じて発信してまいります。私たちが発信する情報が、現在妊娠している女性とそのご家族のみならず、これから先に妊娠を考えている方や、自治体で母子保健に携わるお仕事をされている皆様のお役にたつことを願っております。
横浜市立大学産婦人科
主任教授 宮城悦子